昨日行った、ベオグラード国立美術館所蔵フランス近代絵画展。
まず、作品が小品、修作が多いこと。作家の数は多いが作品数が偏っていること。
パワーを持った魅力の有る作品がほとんど無い事。お土産を売らんかなの魂胆が
見え見えな事。ともかくガッカリ。
唯一の救いはボナール、ブラマンク、ユトリロに力強い作品があった事かな。
美術も音楽と同じで、見る人の趣味、感性、教養で評価は変わる。
ルノワールはもともと好きではないし、今回展示してあった物は正直、つまらない物
ばかりだった。ルノワール好きには良かったのかもしれないが。
演奏会と一緒で、感動出来なかったコンサートに行くと、当分の間コンサート
に行く気が起きない、というように、美術展に足が遠のくかもしれない。
「レオナルド ダ ヴィンチ」が一輪、そっと咲いていた。
今年の秋から来春にかけての大苗の予約がそろそろ始まるので、楽しい悩みも
始まる。
今夜のMusik,Schubert:Streichquartett,Nr.14,d-moll、「死と乙女」
Amadeus Quartettで。