芸術コース、一二年の実技試験。
一年生に一人見ーつけた、お気に入りを。前回までの二回の試験ではどうだった
のだろうか、記憶に無い。ただ問題は「音」。これが一番問題なのだが、惜しい。
担当の(違ったかな?)先生曰く、楽器が良くないと云う事だがそれよりも本人の
耳。イイ音を沢山聴く事だと思う。表現力も基本的なテクニックも持ち合わせて
いるので、なんとか横道に逸れずに伸びて欲しい。
私の生徒はレッスンで吹いていた通りに出来たので一応合格点を上げた。
アンサンブルで低い音ばかり吹いているせいか、響きが少しだが暗くなった気が
する。音の立ち上がりももう少し早くなるよう意識してくれたらずっと良くなる。
二年生、R.シュトラウスの一番を吹いた子は出のファンファーレで失敗するも途中
は上手くまとめ総崩れはしなかったので安心して聴いていたが後半に以前からの
悪い癖が出て力み過ぎ、ミスの続発。試験が始まる前からかなりナーヴァスに
なっていたが、自分との戦い、コントロールが大きな課題。
ボザの「森にて」は音も、そして多少の問題があるアタックも素晴らしく良くなり
気持ちの良い演奏。しかし一点、途中の6/8の指使いに問題が。後は概ねOKで
来月のコンクール本選が楽しみだ。しかし見事に試験に間に合わせて来た。
今夜は女房が友人達と会食で留守。出かける直前までレッスンをしていたので
私の夕食の支度はできていない。実に久しぶりに全国規模で展開している
「〇〇食堂」へ。鯖の煮付け、茄子の煮びたし、玉子焼き、白菜の漬物、ご飯、
味噌汁の豪華六点盛りの夕食を一人侘しく。
今夜のMusique,Francis Poulenc:Sextuorをはじめソナタ等室内楽集