楽しいジャズのコンサートを聴いて来た。
Field Holler Jazz Orchestra とPYRAMID のジョイントで
ゲストが Bobby Shew 。
御歳71歳と云うトランペット界の巨匠の演奏には度肝を抜かれた。
甘く囁くようなフリューゲルホルン、分厚くて尚しなやかなペット
のハイノート。才能と奏法、強靭な身体を持ち合わせていると71歳
でも全く歳を感じさせない演奏が出来るのだ。二時間半があっと言う間。
大久保のサックスをちゃんと聴いたのも久し振り。暫く聴かない間に
物凄くスキルアップしていて、ピラミッドの演奏がスタートして直ぐ
にもかかわらずノリノリでアドリブを聴かせてくれた。
フィールドハラーのテナーも素晴らしく、音も正統本格派と云った感じ
だが、大久保の音は個性的で華やか。好き嫌いはあるかもしれないが
本当にいいジャズマンになった。
もう一つ感動したのはフィールドハラーのベースマン、岡本氏。
二十年程前に聴いた時は、テクはあるし音は太くて素晴らしいしで
本人もちょっと”どや顔”っぽくて、今回歳を経てどんなになって
いるだろうかと興味津々だったが、見事に期待は良い方に裏切られた。
自己主張し過ぎず、センスの良い音で絡んでくる様はちょっと褒め過ぎ
だがレイ・ブラウンのよう。
本当に楽しいコンサートを有難う!