福井との県境にある、「取立山」へ登ろうと出かけた。登山道へ続く林道に
入ったとたん、通行止めのゲートが。ちょっと下にあるキャンプ場の
管理棟へ事情を聞きに。土砂崩れで道が塞がっているとか。
朝から沢山の登山客に同じ返事をし、時には詰め寄られたり怒鳴られ
たりで、事情を説明する事に辟易しているとのこと。それにしても話が
どこか曖昧で要領を得ない。よく聞いてみると自分は現場を見ていない
ので、詳しい説明が出来ない事を打ち明けてくれた。自分は役所の部署
でいうと営林、登山道は観光の担当なのでよく判らない・・・
全く日本という国は地方自治体もまともに機能していない。
ま、彼の責任では無いので、一言「ご苦労さん」と言って別の山に。
もっと勝山寄りに登山口のある、「赤兎山」へ。去年の秋、10月末に
一度登っているので二回目。今日の天気は今朝の予報では、「快晴」の
筈だった。登山口に着いた時はうす曇。登り始めて30分程するとガスが
かかってきて、標高を増すとガスの濃さもどんどん増して、頂上は一面
のガスで視界は良い時で数百メートル。天気予報の通りなら北東の方に
「白山」の雄姿が。それが影も形も見えず、雲の中でお弁当のおにぎりを
食べる羽目に。美味しくはあったが。しかし山の楽しさの大部分は頂上に
着いた時の眺望にある。一時間ほどねばってみたが全くガスは晴れず。
標高1.600mちょっとの山だが、頂上では気温14~5度。ちょっと
寒かった。セーターは車に置いてきてしまい、反省。
おまけに下山の途中で雨まで。すぐに止みはしたが。
これってひょっとすると、女房ではなく私が雨男なのか・・・・
ガスがかかり始めた
頂上には「リンドウ」が沢山
TVからおそろしく音程のあまい弦楽器群、汚い音のブラスが流れている。
コメントはこれ以上控えよう、でも聞くに堪えない。
消して、CDに変更。
ヴィーンフィル、プレヴィンでRosenkavalierのSuite
比較する事に何の意味も認めないが、残酷なほどレベルの違いが。
ちょっとツキのない一日だった。