数日留守にしていた。その間のバラの世話を女房に頼んでおいたのだが、
やはりちょっと荷が重すぎたようだ。
帰ってくるなりバラの世話。一日でも放って置いたら後の始末が大変。
「うどん粉病」と「黒点病」は相変わらず。
今日のバラ。「ハナグルマ」、ミニ系だがカップ咲きの可愛い花を沢山着けてくれる。
「マヌゥ・メイアン」作出者、マリールイーズ・メイアンの愛称を付けられた。
東京の母親のご機嫌伺いに行ったついでに美術展のハシゴをしてきた。
美術愛好家としてはあまり大きな声で言うのは憚るような風があるが、私は
「クロード・モネ」が大好きだ。東京の六本木に出来たばかりの「国立新美術館」で
「モネ・大回顧展」と云うのを4月7日から7月2日までやっていて、先回東京に行っ
たのが4月5日だった為見ることが出来なかったのでそれで今回のチャンスを逃し
ては大変と、見に行ってきた。「モネ」と云えば睡蓮の絵であまりにも有名だが、
私が好きなのは「日傘をさす女」(左向き)。
残念ながら今回の展覧会には出展していなかったが同じ「日傘をさす女」(右向き)
は会場の入り口近くの場所に展示してあった。絵を前にしてプーランクのオーボエ
ソナタが頭の中を流れ、本当に涙ぐんでしまった。
歳のせいか涙もろくなってきたのだろうか、その10分位後、今度は「かささぎ」
の前で雪と光の描写に息を呑み、「エプト川のポプラ並木、風の日」の前では
暫らく動けなかった。開場一時間前に行って大正解。多少は混んでいたが、
好きな絵の前でじっとしていられる位の人出で、一時間後にはラッシュアワー
の様な有様。出口付近でもう一度「日傘・・・」を見に戻ろうとしたが全く動けず
諦めた。パリのオルセー美術館に常設展示してあるので、今度は是非パリで
会いましょうと、別れを告げ(気障か・・・)森美術館へ移動。ル・コルビジェ展へ。
此方はガラガラで、時間をタップリかけて見てきた。途中でお腹が空いてきて
ちょっと辛かったが。「アールヌーボ」の次の時代を築いた、と云うか時代を先取り
した建築の天才。
音楽会と同様でやはり東京は日本の中心地だけあり、美術展も目白押しで
見たい物がまだまだあった。
オフクロの様子を見に行くと云う口実で、叉出掛けるか・・・。
今夜のMusique、Poulenc:室内楽曲集。